秋冬パリ・オートクチュールコレクション vol.1

13~14年秋冬パリ・オートクチュール(衣装店、裁縫店、手作りの意)は、

クチュール(裁縫師)らしい手仕事を生かして、その存在感をアピールした。

前日まで行われてたプレタポルテ(既製服)のメンズが、全体として新鮮さに欠けるシーズンだっただけに、ぜいたくな素材と技術をふんだんに入れたクチュールが際立って見える。

「ディオール」

は恒例となったアンヴァリッドに白いテントを建てた会場で、新作を披露した。

これまで、ディオールのメゾンのコードを背景にしながら今の時代に相応しい女性像を作り上げたラフ・シモンズ。しかし、今シーズンはより大胆に、新しい女性像を作ろうとチャレンジした。

フォーカスしたのは世界の四つのエリアから抽出したスタイル。

ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカからのエッセンスを取り入れている。

ヨーロッパはもちろんディオールのコード。アメリカからはスポーツの要素、アジアは着物のディテール(形)や伝統的な生地、アフリカはマサイ族の色使いや気取らない気分などを取り入れた。

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「スキャパレリ」は、

クリスチャン・ラクロワによる一度限りのクチュールラインを見せた。

今回のコラボレーションはスキャパレリ復活を祝う特別なもの。

装飾美術館にメリーゴーランドのようなオブジェを作って新作を見せた。

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前18ルックは、ラクロワによるスキャパレリへのオマージュ(尊敬する作品に影響されて、似たような作品を作ること)を込めたもの。

キーとなる要素は大きなリボンやドレープで、ブラックと機能性を全面に出す。

今後は年1回のペースでクリエイターとコラボレーションを続けていくほか、14年2月には「プレタクチュール」というより高級なプレタポルテのラインをスタートする。

アクセサリーや香水のラインも発売する計画。

「ヴィクター&ロルフ」は、

13年ぶりにオートクチュールに返り咲いた。

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「ヴァレンティノ」

秋冬は圧倒的なレースや刺繍のテクニックに、動物のモチーフを取り入れた。

レースの中にアニマルプリントを入れたドレス、ファーとビジュー(宝石、装身具)の

刺繍のコートに鳥の刺繍のドレス、帆立貝とサンゴを刺繍したコートなどを見せた。

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「ブシュラ・ジャラール」はオートクチュールで最も勢いのある若手。

白と黒、ベージュの少ない色を、シャープなカッティングとギャザードレープの布を使って美しく仕上げる。

ジップアップのブルゾンやライダースジャケットのディテールはバスケットのような繊細な生地でできている。

柔らかなベージュ系の布をはぎ合わせたドレスは、緩やかなドレープを描く。

ウエストに揺れるチェーンや、襟を飾るゴールドのアシメトリーアクセサリーがアクセントとなる。

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「アレキサンドル・ヴォーチェ」が新しい展開を見せた。

ビュスティエディテールのドレスにアシメトリーのライダースジャケット、大きくスリットを入れたディテールといったラインだ。

切れ味のいいエレガンスを見せている。

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「メゾン・マルタン・マルジェラ」は、

ラテックスを使ったジャケットやパンツにアクセサリーパーツをつないで作るトップ、チュールにコサージュを飾ったフレアドレスなどを見せた。

ブーツのヒールに飾られているアクセサリーはスワロフスキーと共同で作ったもの。

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